ジャンププロ漫画家が教える漫画の読み方のすすめ
こんにちは!エイジです☺️
突然ですがみなさん
漫画はどうやって読んでいますか?
自粛生活の影響もあり最近では
電子書籍で漫画を読むことが
当たり前になってきました。
ここで一つプロの漫画家として
物申したいことがあります!!!
是非漫画は
雑誌や単行本で
読んで欲しいです!
「買いに行くのがめんどくさい」
「雑誌や本はかさばるから」
その気持ちとても分かります!
ですがきっとこのブログを読んでいただけたら
「雑誌で読んでみよう!」
と思ってもらえること間違いなしです!
まず一つ大きな理由として
出版社の編集部、漫画家の人達は
見開きをとても意識して漫画を書いています!
"見開きって何?"
写真のように雑誌を開いた時の
左右2ページのことです!!!
“じゃあ何で見開きを意識するの?"
ここが今回の本題です!
皆さんには3つの項目に分けて
お教えしたいと思います!
Point1.
『めくり』
めくりは特に漫画家が
漫画を書くときに
意識する技法です!
ページをめくる前の一コマで
読者の皆さんにどれだけ
次のページをめくりたいと思わせるか
そしてめくった最初のコマを迫力の
あるコマにしてどれだけ読者を
驚かせることができるか
こんなことを考えながら漫画家さんたちは
漫画を書いています。
ですが!!!
電子書籍ではこのページをめくるときの
ドキドキが半減してしまいます…
スマホでスクロールをして読むのではなく
"自分の手で次のページをめくる"
楽しさを是非皆さんに味わって欲しいです!
プロの漫画家さんたちはきっとそのドキドキを
もっともっと引き立ててくれます!
Point2.
『サイズやバランス』
ポイント1で話しためくりもそうですが
漫画家さんや編集部の方々は
漫画が実際に雑誌に載ったときの
サイズ感やバランス感も意識しています。
"キャラクターの大きさはどうなるのか?"
"文字の大きさは読者に読みやすいのか?"
"ページを開いたときに全体的バランスは
上手く取れているのか?"
など漫画の制作はその漫画が載る
雑誌メインで
考えられています!
ぜひ漫画家さんや出版社が推奨する
"サイズ"で漫画を読んで欲しいと言うわけです
Point3.
『見開きページ』
「見開きページってどんなの?」
これです!!!
皆さんもみたことあると思います!
ジャンプ系の漫画、特にONE PIECEでよく
使われる技法です!
上に載せた写真でもすごい迫力ですよね!
しかし…!
ポイント2で話したように
漫画家さんや編集部の人達は
その作品が載る"雑誌"をメインとして
漫画制作をしています。
なので『見開きページ』に関しても
キャラのサイズや配置、コマのバランス
ページをめくった時に読者を
どれだけ驚かせるかなど
雑誌になったとき"ベストの状態"で
読者の皆さんに楽しんでもらいたい
と考えながら漫画制作をしています。
『見開きページ』は見開きの全ての技法が
詰まった言わば集大成
その見開きページをベストの状態で読めるのが
雑誌なんです!!!
雑誌をめくって見開きページが
ドン!と出てきたときの感動を
是非読者の皆さんに味わって欲しいです!
最後に"ある方"の言葉を紹介したいと
思います!!!
世界的に人気のドラゴンボールを
鳥山明先生と共に手がけ
HUNTER×HUNTERなどを世に出した
ジャンプの神様的存在
元週間少年ジャンプ編集長"鳥嶋編集長"も
YouTubeでのインタビューでこのように
語っています
「人間は見開きの一コマ目をみた時に
パッと大きな意味で見開きを感じ取るんです」
「その上で一コマ一コマ見ていくこの
見るスピードとかあり方が漫画を見ることの
文法であり一番自然な読み方なんです」
「だからこの見開きをスマホの縦画面に
収めるなんて無理な話です。」
是非、電気書籍で漫画を読んでいる方は
一度書店に足を運んで
雑誌を買って読んでみてください!
きっと漫画を読むのが
100倍楽しくなると
思います!!!!
では早速、漫画を読んでみましょう!